岩石族

岩石族デッキとは

岩石族モンスターを中心に構成されたデッキのことです。今までは《サイバーポッド》や《メタモルポット》などが岩石族の代表格で、どうしても他のデッキのサポート役にしかなれていませんでしたが、新パックTLM(THE LOST MILLENNIUM)に封入されたカードにより、一躍強力なデッキジャンルとなりました。

2005-03~

3月1日の制限改定で受けた影響

《異次元の女戦士》や《魔導サイエンティスト》が禁止されたことで壁モンスターの堅さがさらに増した反面、《苦渋の選択》と《悪夢の蜃気楼》《第六感》の禁止《ゴブリンのやりくり上手》の規制などにより《メガロック・ドラゴン》の瞬発力が一気に低下してしまいました。元々これらのカードは事実禁止候補筆頭だったため予想の範囲内でしたが、それでもやはり《メガロック・ドラゴン》の弱体化は明らかです。しかし《手札抹殺》《メタモルポット》《サイバーポッド》《岩投げアタック》などは残っていますし《天使の施し》が戻ってきましたので、引き続きこれらでデッキを回し、墓地を肥やしてて《メガロック・ドラゴン》へと繋いでいくことができれば、十分に切り札として活躍してくれることでしょう。他には《団結の力》の復帰も面白いです。《次元融合》で一気にモンスターが並ぶので、その際に発動できれば更なる爆発力が期待できます。

他には《聖なるバリア-ミラーフォース-》の復帰が気がかりです。《メガロック・ドラゴン》+《次元融合》の一斉攻撃コンボが1枚のカードで完全に無力化される可能性がでてきてしまいました。これにより、事前に《大嵐》や《ハリケーン》をして伏せカードを除去したり《我が身を盾に》で反撃を封じるなどの工夫を施す必要性がさらに増しました。今回の制限改定は岩石デッキには魔法・罠の面において激動でした。しかしモンスターの面では全く影響を受けていないため、岩石デッキは強力なジャンルとして生き残っていくと考えています。

新たなギミックの搭載

そして《スケープ・ゴート》の流行も予想できるでしょう、これもまた《聖なるバリア-ミラーフォース-》同様、一斉攻撃を妨げる厄介な存在です。どうにかして対策を考えなければならないでしょう。

そこで考えられるいくつかの案の1つとして《群雄割拠》があります。

《群雄割拠》永続罠

お互いのプレイヤーはそれぞれ種族が1種類になるように、フィールド上の自分モンスターを墓地へ送る。このカードがフィールド上で存在する限り、お互いに自分のフィールド上に出せるモンスターの種族はそれぞれ1種類だけになる。

岩石デッキは文字通り「岩石族で固められること」がメリットです。つまりこちらはほとんど岩石族しか場に出さないため、この罠の効果はほとんど受けずにすむと考えられます。それに対して相手のデッキはかなりの割合で様々な種族が入り乱れたデッキであることでしょう。特に《スケープ・ゴート》の《羊トークン》の「獣族」と同じ種族のモンスターカードはあまり見かけないだろうと思います(《怒れる類人猿》くらいでしょうか)。

つまりこれを使うことで相手は《スケープ・ゴート》を発動できなくなったり、あるいは《スケープ・ゴート》以外にモンスターを出せなくなったりと、様々な妨害を受けることになります。しかしこちらはほとんどが岩石族なのでほぼ変わらないプレイができる、という寸法です。こうして相手の手を遅らせているうちに、一斉攻撃のキーカードを揃えて、そして揃った時に一斉攻撃をかけて一気にライフを削ってしまえばいいでしょう。

このように緩急をつける作戦をデッキに入れて相手を翻弄することも岩石族は可能です。これは一例ですが、他にもまだまだ新たな岩石族の可能性を見出すことができるのではないでしょうか。今後の発展に期待していきたいデッキです。

サンプルデッキ

DO用デッキデータ

モンスター / 18枚

  • 番兵ゴーレム×3枚
  • 同族感染ウィルス
  • 地帝グランマーグ×3枚
  • モアイ迎撃砲×3枚
  • メタモルポット
  • メガロック・ドラゴン×3枚
  • サイバーポッド
  • クリッター
  • ギガンテス×2枚

魔法 / 14枚

  • 天使の施し
  • 団結の力
  • 大嵐
  • 早すぎた埋葬
  • 手札抹殺
  • 次元融合×2枚
  • 光の護封剣
  • 強欲な壺
  • 強奪
  • ライトニング・ボルテックス
  • ハリケーン
  • シールドクラッシュ
  • サイクロン

罠 / 8枚

  • 破壊輪
  • 聖なるバリア-ミラーフォース-
  • 激流葬
  • 群雄割拠×2枚
  • 岩投げアタック×2枚
  • リビングデッドの呼び声

2004-09~2005-02

ディフェンスからスタート!

岩石族モンスターの特徴は「守備力が高いカードが多い」ことです。なんと、下級モンスターの攻撃力は、特殊召喚でしか場に出せない《ギガンテス》や《岩の精霊タイタン》を除くと、最強が1700の《磁石の戦士β》。次いで1600の《グレイブ・オージャ》。下級モンスターの攻撃力では他の種族よりも大きく劣っています。

しかし守備力ならば全く負けていません。守備力2000で「1ターンに1度、裏守備にできる」《モアイ迎撃砲》や、守備力1800に加えて効果で相手モンスターをフィールドから消すことの出来る《番兵ゴーレム》《伝説の柔術家》など、守備の面で本当の能力を発揮しています。よって岩石族デッキの基本スタイルは守備からスタート。《モアイ迎撃砲》や《番兵ゴーレム》を、メインフェイズ1に反転召喚してバトル。そしてメインフェイズ2に裏守備表示に戻し、相手ターンへ。このような「ヒット&アウェイ」の戦術で、じわじわと削っていくのが岩石族下級モンスターの戦い方となってくるでしょう。

《番兵ゴーレム》

地 岩石族 レベル4 800:1800

このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。このカードが反転召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体を持ち主の手札に戻す。

《モアイ迎撃砲》

地 岩石族 レベル4 1100:2000

このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。

《伝説の柔術家》

地 岩石族 レベル3 1300:1800

守備表示のこのカードと戦闘を行ったモンスターは、ダメージステップ終了時に持ち主のデッキの一番上に戻る。

《マイン・ゴーレム》

地 岩石族 レベル3 1000:1900

このカードが戦闘によって墓地に送られた時、相手ライフに500ポイントダメージを与える。

《ロストガーディアン》

地 岩石族 レベル4 100:?

このカードの元々の守備力は、自分が除外している岩石族モンスターの数×700ポイントの数値になる。

《グレイブ・オージャ》

地 岩石族 レベル4 1600:1500

自分フィールド上に裏側守備表示モンスターが存在する限り、このカードを攻撃対象に選択する事はできない。自分フィールド上のモンスターが反転召喚する度に、相手ライフに300ポイントダメージを与える。

そして大きなカウンター!

しかし守備表示を軸にじわじわと戦っていくだけでは攻撃力不足に悩まされることは間違いないでしょう。やはり反撃として強力な攻撃要素が必要となってきます。それを担うのが、岩石族の上級モンスターたちです。まず《守護者スフィンクス》は、反転召喚のたびに相手モンスターすべてを手札に戻す豪快な効果を持っています。このカードの反転召喚で相手の場をクリアすることで、一斉攻撃のチャンスを作る事が出来ます。《地帝グランマーグ》はセットされているカードならばモンスターか魔法罠かを問わないため、状況に応じて役割を変えた除去を行う事が出来ます。2400という攻撃力の高さも岩石族にとって貴重な存在となるでしょう。岩石族の上級は除去と攻撃を1枚で担ってくれるカードたちなので、少ない手間で効果的な反撃が実現できます。

そして何よりも切り札となるのが、《メガロック・ドラゴン》です。墓地に存在する岩石族を除外すればするほどにパワーアップするこのカードが、すさまじい爆発力の源となります。壁モンスターで粘りに粘って、除去されたところで出てくる超巨大な切り札…これこそが岩石の戦闘スタイル「カウンター」の真骨頂です。

《守護者スフィンクス》

地 岩石族 レベル5 1700:2400

このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。このカードが反転召喚に成功した時、すべての相手モンスターは全て持ち主の手札に戻る。

《地帝グランマーグ》

地 岩石族 レベル6 2400:1000

このカードの生け贄召喚に成功した時、フィールド上にセットされたカード1枚を破壊する。

《メガロック・ドラゴン》

地 岩石族 レベル7 ?:?

このカードは通常召喚できない。自分の墓地に存在する岩石族モンスターを除外する事でのみ特殊召喚することができる。このカードの元々の攻撃力と守備力は、特殊召喚時に除外した岩石族モンスター×700ポイントの数値になる。

実は《次元融合》デッキ?

《メガロック・ドラゴン》は、召喚コストとして墓地の岩石族を除外しなければなりません。当たり前ですが、墓地に岩石族を複数用意しなければいけません。《メタモルポット》《手札抹殺》などでドローしながら墓地に岩石族を溜めたり、《岩投げアタック》を使ってデッキを圧縮しながら墓地を肥やしていくなど墓地を作っていく要素が必要でしょう。《第六感》も成功・失敗に関わらずメリットがあると思います。

そして除外というのは一見デメリットにしか見えませんが、「好きなモンスターを自分の意思で除外する」ということは、積極的にコンボに組み込めることも意味しています。そう《次元融合》や《異次元からの帰還》で《メガロック・ドラゴン》で除外したカードを一気に場に特殊召喚してしまえばいいのです。こうすることで、《メガロック・ドラゴン》の爆発力はさらにアップします。1ターンでモンスターを4体も5体も並べ、そのすべてが攻撃力or守備力に優れている…想像するだけで恐ろしいですね。わずか2枚のコンボで、大量展開&総攻撃ができるため、その破壊力は実際に対戦してみないとなかなかつかめないかもしれません。

《岩投げアタック》

自分のデッキから岩石族モンスター1体を選択して墓地へ送る。相手ライフに500ポイントダメージを与える。その後デッキをシャッフルする。

《次元融合》

2000ライフポイントを払う。お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。

《異次元からの帰還》

ライフポイントを半分払う。ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限りフィールド上に特殊召喚する。このターンのエンドフェイズ時、このカードの効果によって特殊召喚されたモンスターを全てゲームから除外する。

サンプルデッキ

上記の解説を再現したカウンタータイプの岩石族デッキです。モンスターも岩石族だけで統一し、《メガロック・ドラゴン》を使いやすくしています。壁モンスターで守っている間にデッキを回転させて、準備を整えて反撃のチャンスをうかがいます。(DO用デッキデータ

モンスター / 18枚

  • 番兵ゴーレム×3枚
  • 伝説の柔術家×2枚
  • 地帝グランマーグ×3枚
  • モアイ迎撃砲×3枚
  • メタモルポット
  • メガロック・ドラゴン×3枚
  • サイバーポッド
  • ギガンテス×2枚

魔法 / 14枚

  • 非常食×2枚
  • 大嵐
  • 早すぎた埋葬
  • 心変わり
  • 手札抹殺
  • 次元融合×2枚
  • 苦渋の選択
  • 強欲な壺
  • 強奪
  • 悪夢の蜃気楼
  • ハリケーン
  • サイクロン

罠 / 8枚

  • 破壊輪
  • 第六感
  • 激流葬
  • 岩投げアタック
  • リビングデッドの呼び声
  • ゴブリンのやりくり上手×3枚

《メガロック・ドラゴン》召喚に特化した岩石族デッキです。《魔導雑貨商人》で岩石族モンスター墓地に一気に落とし、《死者転生》で《メガロック・ドラゴン》を回収。貯めた墓地から岩石族を一斉除外して召喚。すさまじいパワーでの一撃必殺を狙います。

モンスター / 35枚

  • 魔導戦士 ブレイカー
  • 魔導雑貨商人×3枚
  • 磨破羅魏(マハラギ)×3枚
  • 番兵ゴーレム×3枚
  • 同族感染ウィルス
  • 伝説の柔術家×3枚
  • ロストガーディアン×3枚
  • モアイ迎撃砲×3枚
  • メタモルポット
  • メガロック・ドラゴン×3枚
  • ダイス・ポット×3枚
  • サイバーポッド
  • キラー・スネーク
  • ギガンテス×3枚
  • アステカの石像×3枚

魔法 / 5枚

  • 死者転生×3枚
  • 苦渋の選択
  • 強欲な壺

罠 / 0枚

  • None...